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■右肩上がりのスマホ料金
私のスマホ契約は、ガラケー時代の契約から引き継ぎ、今日まで23年docomo一筋です。
思い起こせば、docomoさんの初契約時代の契約回線は、i-modeというやつで、当時はこれでネットも使えるということで、これはすばらしい!!と思った反面、従来のガラケーからは通話料に加えてデータ通信料という名目が加算され通信代がアップしました。
スマホに買い替えたのは、2011年からで、機種はXperia X10を2年、次いでGalaxySⅢを3年、そして現在使っているZenphon3です。。
最初にガラケーから買い替えた時は、youtubeの動画もサクサク見ることができる反面、調子に乗って見ていると、すぐに契約容量の天井になってしまったということがよくありました。
回線は、docomoなのでXiですが、これがまたガラケー時代のfomaに比べてスマホ料金が割高になり困ったものでした。
まぁ、インターネットが使用できるようになる分、金額アップは仕方がないと納得していましたが、これまでi-modeからfomaに変わった時に基本料金が1000円ほど上がり、今回のfomaからXiに変わった時にも基本料金が1000円ほど上がり、気が付くとスマホ料金が月8千円弱にまでなっていました。
さらに、本体も2年縛りの分割で支払っていたので、その費用も加えると月々1万円くらいに。。。
さすがに”スマホ代ちょっと高いなぁ”と考えてしまいましたね。
さらに、我が家は妻のスマホもあるのでスマホ代が倍。
fomaからXiに変わって、何が変わったかと言えば、私も妻もネット検索とyoutubeくらいにしかデータ通信を使っていなかったので、個人的にはサイトの表示速度が速くなったかなぁといった程度で、もしfomaのままでスマホが使えるならXiには絶対変更しなかったです。
そうは言っても、スマホを使うためにはXiしか選択の余地がなかったので、仕方なしに通話料が少し基本料金を超える程度でも、スマホ代だけで月2万円前後という日々を送っていました。
このように我が家の家計の中では、これまで夏場の電気代&冬場の暖房費が年間公共料金支出No1だったのですが、それを抜いて堂々の1位に輝いていました。
■スマホ代の見直しをしても・・・
そのような中、当然考えることは誰でも同じと思うのですが、”他にどこか安い電話代のサービスがないやろか?”と色々と物色してみることに。。。
まずは、auさんのサービスを見てみたのですが、既にdocomoとの契約が15年以上になっているので割引やポイント付与率を加味して比べると、料金的に1割弱しかauさんの料金が低くならなかったので没。
次は、安さで定評のsoftbankさんのサービスと比較したのですが、こちらは価格は2割ほど安かったのですが、車で山間部を走ることが多いという事情に対して通信エリアが少し山間部に入ると通信サービスがエリア外になってしまうのでこれも没。
その他にもウィルコムさんとかあったのですが、回線業者ではなかったのでちょっと不安な感じがありパスしました。
結局、今のdocomoさんの契約を見直してパケ放題というサービスをパケ放題ライトに変更することでー1000円/1台くらいになるので、とりあえずそれで行くことになりました。
■スマホ代の価格破壊が始まった!
電話代は、友人など周りを見渡しても我が家とあまり変わらない金額を支払っているようなので、今の時代は今支払っている金額が普通なんだと思うようにしていたのですが、2年前に転機は訪れました。
2015年に入ると、DSDS(デュアルシム・デュアルスタンバイ)という技術がスマホ本体に搭載された機種が本格的に登場し、スマホの通信料の価格破壊が始まりました。
ここで、このDSDSとは、なに?と言う方のためにスマホのこれまでの仕組みをちょこっと説明します。
スマホ端末1円のからくり
スマホは当初、docomoやau,softbankといった無線回線設備を実際に持っている業者が販売していました。
もちろん、スマホ本体はPanasonicやSony、NEC、富士通、appleといった製造メーカーが作っています。
各スマホ製造メーカーは、皆さんもご存知の通り、通信業者が当社と契約すればスマホ本体価格1円!という1円戦略に太刀打ちできず、製造したスマホは100%通信業者に納入と言う流れになっていました。
ということからスマホは当初、電化製品でありながら家電屋さんで購入できなかったんですね。
さらに通信業者は、例えば全く同じPanasonicの機種でもdocomo用、au用、softbank用とそれぞれ専用のスマホがあって、docomoで購入、契約して使っていたスマホをdocomoをやめ、auの契約をしてスマホはそのままdocomoで購入したものを使うということができないというような自社縛りを創り上げました。
時代はSIMロックからSIMフリーへ
この仕組みは、自社の情報が入ったSIMと呼ばれるICカードの情報を読み込むことによってのみ動作するプログラムをスマホ本体に組み込み、自社以外の情報が保存されたSIMでは動作しないようにしていました。いわゆるSIMロックというやつです。
※ご参考までにSIMの現物写真を下記に載せておきます。
(このようにSIMのサイズはいろいろあって、左がnanoSIM、右がmicroSIMと呼ばれているものです。その他に標準SIM と呼ばれているガラケーなどに使われている一番大きなものがあります。)
そもそも海外ではSIMの利用は、ユーザーがどのスマホ機種を使用しても現在の自分の契約通信業者で使用できるように特別な手続きなしで反映される利便性を考えて採用されているものです。
そのような使い方を考えた場合、我が国のSIMロックは、海外のスタンダードな仕組みとしてのSIMの利用のされかたから乖離が見られるということから、総務省が段階的にこのSIMロックを緩和させる方向で動きました。
ということで今では通信業者で本体購入を一括支払いで購入した場合は、その場でSIMロック解除ができます。
但し、自分で解除する場合は無料ですが、回線業者のカウンターでSIMロック解除依頼を行った場合は、3000円程度費用がかかります。
分割払いでスマホを購入した場合は、100日以上であれば前述と同条件で解除ができます。
このような流れから、現在はSIMロックがかかっていないSIMフリーと呼ばれるスマホが家電量販店で販売される時代になりました。
格安の無線インターネットプロバイダーが続々登場!
また、MVNOと呼ばれる格安の無線プロバイダーが続々と登場し、1ヶ月の通信データ使用上限が1Gbyteで500円や3Gbyteで900円といったようなサービスがどんどん出てきました。
このような背景から、SIMを2つスマホに内蔵させて、通話はどこどこの会社で、データ通信(インターネット)はどこどこの会社でというようなオーダーメイドを可能とさせたのがDSDSなんです。
現在では、通話中であればインターネットは中断してしまうといった2枚のSIMが同時に利用できないDSDSよりもさらに進んだDSDA(デュアルシム・デュアルアクティブ)と呼ばれる2枚のSIMが同時に利用できるスマホが登場していますが、残念ながら規格の問題で日本では登場していません。
■我が家の激下がりしたスマホ料金の内容
ということで、我が家はどうなったかと言いますと、通話はdocomoを一番安いプランでそのまま残して、データ契約を我が家は関西電力系のeo光を使用しているのでmineoで検討することにしました。
当初はmineoで検討しました
mineoさんは、顧客総合満足度やiPhone利用者シェア第1位という評判もあり、価格も安いので3ギガ900円のデータタイプを候補に上げました。しかしながら、今回は2つのSIMが使用できるDSDSの機種であるASUS社(台湾)のスマホZENPhone3へ機種変更をすると決めていたので、契約と同時に購入できることを前提条件としていましたが、残念ながらmineoさんにはこの機種がありませんでした。残念!!
サービスは、申し分なかったので何度も同時購入できる機種がないか見直したのですが、やはりありませんでした。
そしてIIJmioとの出会い。これが予想外に最高!
泣く泣く、他に同レベルの所がないかどうかしばらく探した末、IIJmioと言うところを見つけました。
今までIIJmioと言う名前は、私的には聞いたことが無かったので今一つだったのですが、友人にIIJmioのことを聞いてみると結構業界では安定感のあるしっかりした定評のある会社でバックボーンもNTTと言うことでここにすることにしました。
IIJmioを利用してかれこれ2年弱になります。
実際使ってみての感想ですが、私は、結構山間部を車で移動することが多いのですが、IIJmioは、バックボーンはNTTの回線を使っているとはいえ、毎月の支払い金額が数百円なので値段なりかなぁと思い、移動中に通信が切れることは覚悟していました。
それでも当初の心配は取り越し苦労で通信が途切れるといったことはなかったです。
通信速度もストレスなく使用できてますし、この値段で、この品質は正直びっくりでお得感もこみ上げ、嬉しい限りです。
IIJmioに変えて変わったことが一つあります
IIJmioに変えて、自家用車で移動中にこれまでと変わったことが一つあります。
今までは、自家用車の移動では音楽CDを何十枚も持って行って、その時の気分で聞いていたのですが、IIJmioに変えてからは、データの翌月持越しOKも手伝ってデータ通信費用がとても安くなったのでスマホでyoutubeを流しています。
おかげでCDの出番は無くなったので、自宅に移し、私の自家用車にはCDは無くなりました。もちろん運転中は動画は見ませんが・・・。
IIJmioの通信エリアも万能ではない
一つどうかなと感じたことは、妻の実家が京都市郊外の都市部にあるのですが、実家でスマホを使ってwebサイトに接続すると少々遅い感じを受けます。
実家のある地域は結構人口密度が高い割には、基地アンテナの整備が進められていないそうで、理由はその辺にあるのかもしれません。
と言っても、ノートPCでテザリングしてもgoogle検索やyoutubeはストレスなく使用できます。
使用するポイントによってスマホが使用する基地アンテナの関係や、1基地当たりで取り扱える数を超える回線使用量が続く高負荷地域では、どこのキャリア会社でもピンポイント的に通信速度が遅くなる現象は見られるでしょう。
■まとめ
金額的には、今までdocomoさんに月8千円/台ちょっと支払っていた通信費が、docomoのXi2年の通話契約で1600円ほどで継続し、データ通信は、IIJmioの3G/月で900円という契約に変更したのでトータル2500円になりました。
8千円が2500円になり、しかも2台分なのでこれは、ウハウハです。毎月11000円のダウンなので年間なんと131000円のCR(cost reduction)です。
自分で言うのもなんですが、ちょっとすごくないですか?
あまりにもおいしかったので親類家族友人に言いまわっています。